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Arduino Nano互換機を使った簡易型親機の製作

猿検知通報装置の親機の機能としてLEDの発光とアラーム音の発報だけで良いという人もいると思います。
それが当初作った親機TYPE 1なのですが、これは2センサー検知方式には使えません。
そこで安価なマイコンを使って子機4台までで 2センサー検知をできるものを製作しました。

写真1_簡易型親機.jpg

マイコン基板はプログラムのしやすさからArduino Nano を使おうと思ったのですが、正規品は値段が2,800円位と結構するので600円位の互換機(基板にはNANO DCCduinoの表示)をAmazonで買いました。
(もっと安い物もありましたが、やはりAmazonはprimeでの購入の方が安心できるかと思いそうしました。)

図1に回路図を示します。

図1 簡易型親機回路図
図1_簡易型親機回路図.jpg

UARTはプログラム時とTWELITEのパケット受信時とで切り替える必要があるので、Nano互換機の改造が必要です。 Nano互換機改造ならびに親基板の構造についてはこちらの資料を参考にしてください。

NanoとTWELITEで電源電圧が異なるのでUARTの信号レベルには注意が必要です。
図1の構成で問題ないと思いますが、閾値など心配な方はきちんとしたレベルシフト回路を入れてください。

アラーム音はメロディとブザーを選べるようにしてありますが、どちらかで良ければ使わない方の回路を削除して回路を簡単にできます。(ソフトの変更は不要です。)

電池電圧低下時はLEDがゆっくり点滅し、Tera Term などのシリアルモニターをつなげば電圧が表示されます。 正常電圧の時はシリアルモニターへの出力はありません。

親機の電源を入れた直後と センサー電源をOFFからONにした直後の1分間は誤動作防止のため検知は無効になっています。(時間は設定可能)


TWELITE DIPについて
親機から子機の電源ON/OFFを行う場合には、改造したTWELITE DIP標準アプリを使う必要があります。(電源ON/OFFしない場合は書き込まれて来る標準アプリでOKです。)
記事「猿検知通報装置の製作(電池寿命改善品)」の「3. TWELITE DIPプログラム改造」よりダウンロードサイトにリンクして入手してください。

ソフトウェア
ソフトウェア(スケッチ)=> こちらから標準アプリ用をダウンロード
<2020.09.26> 子機の送信回路によってはこちらの変更を適用してください。

必要な設定値はスケッチ内に直接書き込みます。
こちらを参照して設定値を入力後、コンパイル・書き込みを行ってください。

なお、ソフトウェア動作の保証はいたしかねますのでご承知おき願います。


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