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ESP32 & 2.8" G_LCD一体型ユニットの製作(3)

 ESP32 とMSP2807(2.8" グラフィックLCD)を使ったワイヤレスセンサーターミナルを作りました。
機能的にはキャラクターLCDとESP8266を用いたもの、キャラクターLCDとESP32を用いたものを踏襲していますがプログラミング都合で一部削除しています。
回路的には「ESP32 & 2.8" G_LCD一体型ユニットの製作(2)」をベースにしていますが、RTC対応(オプション追加)のためその回路を追加すると共にI2Cを使うためのESP32のGPIOピン変更を行っています。
回路図はこちらを参照してください。
<2024.01.06追記> 「ESP32 & 2.8" G_LCD一体型ユニット」のオリジナルの製作では1.27mmピッチの基板を使っているため少し作りづらいので、2.54mmピッチ基板を使って改善しました。回路は若干異なる箇所がありますが製作に関してはこちらが参考になるかと思います。<追記終>

プログラム並びに関連資料は下記でダウンロード・参照できます。
ソフトウエア (2022.10.13更新) 「プログラム前に確認すること」を 2023.03.28更新
プログラム構成
表示部プログラムガイド
ワイヤレスセンサー端末使用法
Configファイル作成手順
ビットマップファイルの作成方法

LCD画面の表示はユーザーがプログラムする必要がありますので資料を参考にスケッチを作成してください。
TWELITEのプログラムは無線タグアプリ(App_Tag)に書き換え、 インタラクティブモードでUART出力の書式形式をアスキー文字出力に設定してください。


TWELITE CUEで窓・扉・引き出し等の開き検知

 TWELITE CUEはセンサー搭載の基板がコンパクトなケースに収まっていて使いやすいかなと思い購入したのですが、ソフトウエア(CUEアプリ)が私の作ったワイヤレスセンサーターミナルで使っている無線Tagアプリとは異なるために通信ができませんでした。
Tagアプリを書き込み 回路を改造してDRV5032という磁気検出デバイスの信号検出を試みたところ、ワイヤレスセンサーターミナルで受信できたりできなかったりと動作が不安定でした。 そこでTagアプリを使う場合のピンアサインとCUEの回路図を見比べたところ、DRV5032の出力ピンがTagアプリの設定選択ビット1と設定選択ビット4に接続されていて、これが不安定動作の原因でした。
パターンが細い上に露出部もほとんどなく回路の改造ができないので、これらの選択ビットのピン番号をソフトウェアで変更して対処することにしました。
 ハードウェア、ソフトウェア改造方法はこちらにまとめてあります。

 今は付属のマグネットを使って窓の開き検知センサーとして使ってますが、CUEには加速度センサーも付いていてこれがTagアプリでも使えていればマグネットなしでも窓の開閉が加速度で検知できたと思うのでよりスマートな格好にできたと思います。
価格は2千数百円とTWELITE単品に比べると千円ぐらい高いですが、ケース加工や基板作製が不要でマグネットも付いていることなど考えるとリーズナブルな価格かもしれません。(ですが、やっぱりTagアプリで加速度センサーが使えないのが残念。 アプリの改造は難しそうなので諦めました。)


===== 関連記事 =====
ESP32 & 2.8" G_LCD一体型ユニットの製作(1)
ESP32 & 2.8" G_LCD一体型ユニットの製作(2)
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